車の売却手続きナビ

車の売却に必要な手続きや書類を解明します!!

査定価格を確認する

晴れて車売却が決定しました。しかし、その金額、よく説明を聞きましたか。契約書の確認もしましたか。まずは問題となりやすい点を確認しましょう。提示された金額は車体買取価格でしょうか。それともそのほかのものが含まれた価格でしょうか。車の所有権が変わることで還付されるものが三種類あります。ひとつは自動車税。自賠責保険料。リサイクル券です。リサイクル券は最終所有者が負担するべきと自動車リサイクル法で定められています。当然、売却の際には買主から負担してもらう権利のある料金です。この料金は車種によっても異なりますが、概ね1万円前後です。その次に自賠責保険料。多くは車検時に24か月で加入します。

車両に付属している保険ですので、所有者が変更になっても有効です。残り保険月数により還付を求めることができます(一か月未満ですと還付はありません。またひと月分だけですと数百円程度のこともあります)。大きな金額になるのが自動車税です。1500㏄クラスですと一年間の税額は34.500円です。8月に売却手続きをとったのならば、7か月分は先方負担となります。還付額は20.125円にもります。この段階で、そのほかの還付金とも合わせれば3万円近くになるはずです。査定額にこれが込みならば、純粋や車両査定額は3万円下だということになります。買取業者同士の査定額を比較するときに、これらの金額の取り扱いがどうなっているかは必ず確認してください。また自動車税は月末締めでひと月単位で税負担者がかわります。

月末近くに契約を結んだ場合、名義変更手続きが月内に間に合うのか、間に合わない場合の税負担はどちらが持つのか、かならず確認してください。特に年度末には注意が必要です。4月1日現在の所有者(もしくは税負担義務のある使用者)のもとに納税通知書がおくられてきます。この支払用紙の取り扱いをあらかじめ取り決めておかないと面倒なことになりかねません。この自動車税に関する取り決めは、普通乗用車以上の車に関してのものです。軽自動車税では4月1日現在の所有者が1年分を負担するのが通例です。8月に売却しても7か月分が返却されることは通常ありません。また4月1日現在の所有者が一年間負担にすることになるからこそ、年度末付近に売却手続きをするときは年度内に名変手続きが間に合うかどうかはしっかりと確認してみてください。